『南へ』

NODAMAPの『南へ』
観てきました。
昨年の『ザ・キャラクター』に引き続き、ぬああああっとした（爆）感想をいつもの私なら持つのでしょうが、今回はね。。。
大地震、原発事故のただなかにこの芝居を観た・・・ってことは大きいのかもしれません。
野田さんの脚本意図は、「富士山の大噴火」という「起きるかもしれない危機」に表テーマを託して、当局やマスコミによる情報操作、風評被害や無責任な流言、最終的に戦時下の統制されて安堵してた、でも疑問に感じてた日本人の意識に切り込んでいくものでした。・・・と私には感じられました＾＾；；；；
でもね、どーしても。
ぐらぐら揺れるセットのなかで
「バクハツするんですか？わー、その瞬間、現場はしっかり押さえなさいよ！」って「スタジオのキャスターさん」が指示をだし
「バクハツしないんだったら、この観測所はムダです。経費削減のため閉鎖します」と「クニの責任者」が切って捨てる
重ねずにはいられない。。。

今回の私の席はTで１階の後ろから３列目。隣はずらっと５～６席空いていました。
３DSのすれ違いでは東京・神奈川・静岡の方がいらしたけれど、来られなかった方もいらしたのでしょう。
節電の中でなぜ芝居？と感じる方もいらしたでしょうし、野田さんもそれに対しては開演前に録音メッセージ、閉幕後アンコールで生メッセージを語っていらっしゃいました。３月１５日の公演代金は全額義捐金になさるそうです。
入り口に置かれていた義捐金箱には少し私も入れてきました。

あ。妻夫木くんはよかったです＾＾
蒼井優ちゃんは・・・がんばってましたが、舞台経験の浅さはなんとも＾＾；高田聖子さんや銀粉蝶さんとくらべちゃいけないんでしょうけれどね。
野田さんの演出にかかっちゃいましたから、大竹しのぶさんや宮沢りえさんに似ちゃってましたし。
・・・これで各年代の主演女優確保、かな？野田さん（爆）