村の記録&読書記録(笑)
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鹿児島の母が電話をかけてきました。
「NHKのハイビジョンで放送された番組『私たちの出会った戦争~沖縄・遺骨収集の旅~』が地上波で再放送されるから見て頂戴」という内容でした。
わかった~、と返事をしたんだけれど、今調べたら九州地区限定の再放送でした。横浜じゃ見られないわ・・・ごめんね。
母の一番上の兄は沖縄の摩文仁の丘(唯一の地上戦が行われた場所)で戦死しています。
米軍が上陸してきて交戦しつつも、付近住民もいっしょに隆起珊瑚礁で出来た自然壕のなかに身を潜める状態となり、そのなかで何日も生活は続き・・・。夜陰にまぎれて丘の端の井戸へ水汲みに行ったときに機銃掃射されて亡くなった・・・ということを、実はこの遺骨収集のNGO活動の中心にいる元戦友、というか元部下の方(現在84歳)が戦後何年も経ってから教えてくださったのです。
遺族会を結成し、戦死者の遺族を探し出してその最期を伝えることを何年もかけてやり遂げて、その場所に遺族を連れて行き骨を拾い集めて。
――戦後すぐに政府から返された「骨壷」には木切れがひとかけら入っていただけだったそうですから。
そのたいへんな全国行脚のたびを終えた後も遺骨収集は続けられて・・・。軍人のものか、民間人のものか、もう分からない状態の遺骨がまだ、戦後60年以上経っても、あそこにはたくさん埋まっているのだそうです。
井戸のそばに私の祖母が立てた白木の慰霊塔はもう朽ちてしまったでしょうか・・・。摩文仁の丘が国定記念公園として整備されるときに「現在あるものはそのままにしておきますが『慰霊公園』の性質上、こういうものが乱立しているのも景観的に好ましくないので・・・」と、できれば撤去してほしいみたいなことを言われたそうですよ。
その部下さんが寄る年波に勝てず、今年で遺骨収集活動から引退なさる・・・ということも盛り込まれた番組だったようです。
もしこのブログ読者さんで、九州の方がいらっしゃいましたら、夜8時から見るもの無いようでしたら、NHKにチャンネルを合わせてみてくださいm(_ _)m
「NHKのハイビジョンで放送された番組『私たちの出会った戦争~沖縄・遺骨収集の旅~』が地上波で再放送されるから見て頂戴」という内容でした。
わかった~、と返事をしたんだけれど、今調べたら九州地区限定の再放送でした。横浜じゃ見られないわ・・・ごめんね。
母の一番上の兄は沖縄の摩文仁の丘(唯一の地上戦が行われた場所)で戦死しています。
米軍が上陸してきて交戦しつつも、付近住民もいっしょに隆起珊瑚礁で出来た自然壕のなかに身を潜める状態となり、そのなかで何日も生活は続き・・・。夜陰にまぎれて丘の端の井戸へ水汲みに行ったときに機銃掃射されて亡くなった・・・ということを、実はこの遺骨収集のNGO活動の中心にいる元戦友、というか元部下の方(現在84歳)が戦後何年も経ってから教えてくださったのです。
遺族会を結成し、戦死者の遺族を探し出してその最期を伝えることを何年もかけてやり遂げて、その場所に遺族を連れて行き骨を拾い集めて。
――戦後すぐに政府から返された「骨壷」には木切れがひとかけら入っていただけだったそうですから。
そのたいへんな全国行脚のたびを終えた後も遺骨収集は続けられて・・・。軍人のものか、民間人のものか、もう分からない状態の遺骨がまだ、戦後60年以上経っても、あそこにはたくさん埋まっているのだそうです。
井戸のそばに私の祖母が立てた白木の慰霊塔はもう朽ちてしまったでしょうか・・・。摩文仁の丘が国定記念公園として整備されるときに「現在あるものはそのままにしておきますが『慰霊公園』の性質上、こういうものが乱立しているのも景観的に好ましくないので・・・」と、できれば撤去してほしいみたいなことを言われたそうですよ。
その部下さんが寄る年波に勝てず、今年で遺骨収集活動から引退なさる・・・ということも盛り込まれた番組だったようです。
もしこのブログ読者さんで、九州の方がいらっしゃいましたら、夜8時から見るもの無いようでしたら、NHKにチャンネルを合わせてみてくださいm(_ _)m
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沖縄戦
去年沖縄旅行に行った際平和記念公園も訪れたのだけど
なんだかちょっと違うんだよね。
綺麗すぎるというか。
ウタキで会った年配の方が沖縄戦の事を話してくれてね。
沖縄の土地そこかしこに戦争で亡くなっていった祖霊の方々がいると言ってた。
明るい日差しと緑の海と悲惨な戦争ってのがあまりにもそぐわなくて
話を聞いていて悲しかったね。
実際、戦争体験者じゃない俺達世代が次世代に何を伝えていけるのかを考えると
読むのも見るのも、身近な人から話を聞いて涙する事しかできないんだよね。
でも大事なのは聞いたり見たりした時の自分の心の動きを忘れちゃいけない事なんだなと沖縄で考えてきたよ。
なんだかちょっと違うんだよね。
綺麗すぎるというか。
ウタキで会った年配の方が沖縄戦の事を話してくれてね。
沖縄の土地そこかしこに戦争で亡くなっていった祖霊の方々がいると言ってた。
明るい日差しと緑の海と悲惨な戦争ってのがあまりにもそぐわなくて
話を聞いていて悲しかったね。
実際、戦争体験者じゃない俺達世代が次世代に何を伝えていけるのかを考えると
読むのも見るのも、身近な人から話を聞いて涙する事しかできないんだよね。
でも大事なのは聞いたり見たりした時の自分の心の動きを忘れちゃいけない事なんだなと沖縄で考えてきたよ。
語り継ぐこと
NGOの活動としては4年目だけれど、個人的には33年間続いた遺骨収集だそうです。
ハタチそこそこの若者がいやおうなしに体験した戦争。
「残された者の務めだから・・・」とおっしゃるそうだけれど、頭がさがります。
私は摩文仁の丘に行ったことがないの。子どもを連れて行かなくちゃ・・・と思いました。
ハタチそこそこの若者がいやおうなしに体験した戦争。
「残された者の務めだから・・・」とおっしゃるそうだけれど、頭がさがります。
私は摩文仁の丘に行ったことがないの。子どもを連れて行かなくちゃ・・・と思いました。