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石見神楽、見てきました♪

大手町では、おりしも本日は「ヨミ@りじゃいあんつ」のパレードだとかで、町中の歩道に人は溢れかえっているし地下鉄の出口規制にも引っかかって遠回りさせられたり散々な目に遭いました^^;;
・・・が、無事到着。
大手町サンケイビル。ふつーの会議室。メインはIターン、Uターンのブースなのでそのセッティングが幅を利かせている中での鑑賞です。
前から4列目に着席しましたが・・・舞台がなかったので↓こんな状態。でも生のお囃子の太鼓がお腹に響くこと~♪ 身体中にリズムが刻まれます。

スサノオ登場。

今日は時間の関係上、説明台詞が入ります(笑)
「作戦練ったぞ。毒入りの酒もってこ~い(意訳)」
その呼びかけに応えて翁と媼とクシナダ媛登場。
スサノオとクシナダがlovelove舞を舞っているまに翁と媼の手で酒樽がセットされます。
 
資料がヤマと詰まれた机の下に・・・(笑)スペースの関係上、今日は4つ。
ヤマタノオロチは8体で表現されますから、通常の舞台では8個でしょうね。
オロチの演者さんは「立って歩く」ことは殆ど無いと思われます。
中腰で回転しながら7~8mのオロチを巻き付けて。移動・・・演舞。
チラッとだけオレンジのジャージが見えちゃいましたが(笑)、や、でも実に天晴れな運動量です。
 

オロチが暴れまわっている最中スサノオは退場。
舞台袖で翁と媼とクシナダ媛は細かな「怖い~」の芝居を入れつつ黒子的な役割も・・・
 
酒樽をオロチに(こそっと)渡しに行った翁をオロチがいたぶって机の下に押し込める・・!の図(爆)
 
見事な一気飲み!
この後、この赤オロチさんは「酒樽壊しちゃって木切れが口にはさまった~><。。。」芝居をしてました(爆)

そして8体ともが眠りについて・・・スサノオ登場。
1体の首を掻き切った!と途端に残るオロチが目を覚まし、くんずほぐれつの大活劇。
しかし(たぶん)時間の関係上、6体まではあっという間に首を引っこ抜かれてしまいます。

そんなこんなの間にクシナダ媛が危機一髪!!
爺と媼、「返せ~、戻せ~、ペチペチ」の芝居をしつつもオロチの尾っぽをクシナダさんに巻きつける!(ぇ
クシナダさん、張り切って巻き込まれる!(ぉ
・・・張り切りすぎて見えてません!(爆)
 
スサノオ、締め上げるオロチからクシナダさんを救出!が、自分がぎりぎりと~!
とうとうトドメを刺して長く伸びたオロチの腹を割くと・・・

草薙の剣 発見!
めでたしめでたし^^
45分ほどに短縮されてはいましたが、楽しい舞台でした。

私の調子でもお分かりいただけると思うのですが、この石見神楽は「神事」ではありません。
もともと江戸時代後期までは、専門職(笑)が神に奉納する神事だったものが一般の農民に下りてきて演じられるようになったものです。
ですから型や流れは当然あるのでしょうけれど、アドリブや遊びの要素がふんだんに取り入れられています。
今日はそんな解説は(時間の関係上?)なかったのですが、配っていた資料に書いてありました。
『芸術』ではなくて『芸能』。まさにそんな感じのする舞台でした。

実は今日、ホントはね、「出雲神楽なら小さい頃よく見てました」って方とご一緒しようと思っていたのです。
で、出雲神楽は・・・ってお話を伺って、
「年に3回くらい(?)集落の集会所の近くの遊地に簡単な木の舞台をしつらえて、近所のおっちゃんたちが鳴り物や舞い手になって昼過ぎから晩まで・・・子どもだったから、鳴り物のリズムと『○○さんお花奉納一本~』の調子で眠気を誘われたことくらいしか覚えてないな~^^; 男衆が酒飲んで浮かれ騒ぎする日だった」
という思い出を教えていただいていたのです。
「無事休みが取れたよ!」って言ってくださったのもつかの間、職場の同僚さんが新型インフルにかかってしまって、その穴埋めをしなければいけなくなって・・・ホント、残念でした。

今は、観光行事として、いろいろな団体が温泉地を中心に毎晩のように演じているようです。
大筋では同じでも、演じ手によって受ける印象も変わるお神楽が楽しめるのだと思います。
萩・津和野、石見銀山・・・観光協会の方いわく「東京からは一番足の便が悪い、遠い場所」へ行ってみたくなりました。
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