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中学生への読み聞かせ。第一回目、無事に終了しました。
朝、8時45分に登校して、一時間目、一時間休みが入って、三時間目、四時間目、昼休みが入って、五時間目。
計4クラスの中学1年生に3冊ずつ、約30分かけて読んできました。
今日のテーマは『3匹の子豚』



みんなが知ってるディズニー以前の、もともとのイギリス民話。
狼が1匹目・2匹目の子豚をあっさり食べる場面で最初の反応、食べ損なった3匹目の子豚を家から誘い出すためにカブ畑に誘うシーンで2度目の反応、そして最後のシーン・・・
なかなかショッキングだったかもしれませんが、本読み人はウムを言わさず次の話へ(笑)

オオカミとブタの逆転劇。作者はギリシアの犯罪学の学者さん。
「知ってる!」発言多発のクラスもありました。わるい大ブタの登場にざわめかなかったクラスでも、最初のレンガの家を壊すためにハンマーを持ってきた時点で「ひでーーー!」「なんだとーーーw」の反応。二軒目のコンクリートの家、三軒目の鉄筋の家を壊すたびにヒートアップ。「よくアイツラ逃げられるな」とオオカミの脱出に感心するつぶやきも。どういう落ちがつくのかはらはらして見守っている雰囲気が伝わりました。
・・・でも、最後が弱いよね、この絵本。他にどういう決着がつけられるか?というと思いつきはしませんが。

そして、3冊目。「チャーリーとチョコレート工場の原作者さんの本で、あの映画と同じようにちょっと皮肉な斜に構えた感じの話」という解説をいれて、「3匹の子豚の話の前に赤頭巾の話があって、そこでみごとにオオカミを退治した赤頭巾も登場してきます」と前振りしてから、朗読へ。
一番うけました(笑) 子豚が食べられてしまってももう驚かなくなっていたし!
いちばん人気は赤頭巾。「かっけーーーー!」だそうですよw
ただやっぱり最後に彼女が2着のコートとブタ革のカバンを持っていたのには解説が必要だったようです。
私が本読みを終えて退室したあとに先生が「赤頭巾」の話を途中から読んで、それで「そーか、そーか。それでオオカミの毛皮のコートが2着!」と納得し、本をまわして挿絵をみて、「このバッグ、ブタのしっぽがついてる!」と盛り上がったそうです。

私は本を読んだだけで、教育的なあれこれは先生にお任せして教室を後にしましたが、先生が「国語の教科書で何時間もかけて主題がどうの、登場人物がどうの・・・と考えさせてますが、今日は話しを聞いただけできちんとみんなが筋を覚えてそういうことを把握していますね。活字は苦手でも音になるとずいぶん違うのかも。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
次回はまさにそこの課題に突入します。はたしてみんなは双方向からの『ますだくん』の話をどう受け止めてくれるのでしょう。
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