村の記録&読書記録(笑)
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現在、中学3年生の国語の教科書には「奥の細道」の冒頭部分が取り上げられています。
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅をすみかとす。
これを読み下してみてください。私が習ったときの読みは、こうでした。
つきひははくたいのかかくにして、ゆきこうとしもまたたびびとなり。ふねのうえにしょうがいをうかべ、うまのくちとらえておいをむこうるものは、ひびたびにしてたびをすみかとす。
あれ?って思った方、いらっしゃいます?
私は、行きかふ(ゆきかふ) 迎ふる(むかふる) の読み方は、「歴史的仮名遣いの法則として ゆきこう むこうる。 地名の かふべはこうべ だよ」と教わってきました。
でもね。今はどうやら ゆきかう むかうる でもOKなようなんです。 じゃ、神戸はかうべ?(爆)
「歴史的仮名遣いの法則」が崩れつつあるってことなのでしょうか。
そして、その崩れはずいぶん以前から始まり、そして無くなる事が流れになってしまっているのでしょうか。
横浜市の中学校で使用している教科書5種類。そのうち1冊は、読み方は「ゆきこう ゆきかう」 「むこうる むかうる」どちらでも可。と記載してあり、もう1冊には「行きかふ 迎ふる」のふの字に「ウ」と送り仮名が振ってあります。
法則、から、どちらでも可、へ。そして・・・ 幼児&小学生のみなさんには「ゆきこう むこうる」は間違いになってしまうのかも。。。
にほんごであそぼ ← 一部試聴できます。
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いらっしゃいませ
コメントありがとうございます。
古舘さんのCM、うっすら記憶にあるような、ないような(笑)
TVで堂々と間違えてる場合も多々ありますものね~
古語や文語が口語に。今様の言葉が現れて、淘汰されて。
難解漢字が今風に簡略化されていくのもアリだと思いますが、
「その当時語られていた言葉」が変容してしまうのはどうなんだろう?と思ったりもします。
教科書を執筆している先生方にお聞きしたいところなんですけれど、ね(爆)
古舘さんのCM、うっすら記憶にあるような、ないような(笑)
TVで堂々と間違えてる場合も多々ありますものね~
古語や文語が口語に。今様の言葉が現れて、淘汰されて。
難解漢字が今風に簡略化されていくのもアリだと思いますが、
「その当時語られていた言葉」が変容してしまうのはどうなんだろう?と思ったりもします。
教科書を執筆している先生方にお聞きしたいところなんですけれど、ね(爆)