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レポートの合間に時間が出来たので・・・2003年の作品です。
今回の収穫は儒教と林羅山の活躍、ですね。

だって・・・この作品、実は完結してないんじゃないのかしら(爆)
以下は勝手なヨミですw
でも、そうとでも考えないと腑に落ちないことばかりで(笑)

 


推理小説の証言はリアルと違って、ある意味「絶対」ですよね?
はっきりとした証言があるのに「それは見間違いか勘違いでしょう」で片付けてしまうことは、赤川次郎みたいな「書き散らし」ならともかく、推理作家は決してしないと思います。
だとするとね?あの「奥様はベッドの上に座ってこちらを見ていた」という証言は・・・?
あれが実は昔日の○○だったというのが正解だと思うんだけどな(笑)

・・・何度も何度も登場するあのフレーズ。
京極堂は事件を解決するのではなくて、たくさんの過去と未来から「正しいものを提示」しているのですよね?

あの真犯人のしたことは・・・あれはだって、全体の四分の一くらいの部分で読者にはもう想像がついちゃうじゃないですか。
これがひっかけその2ね、なんて思いながら読んでいって、結論に到達して。
「え?え?え? なんでこんなにストレート?」って物足りなく思った人は私だけじゃないはずです。
あのかげにもうひとりの「愛」ゆえの真犯人がいて、犯罪の隠匿もしくは・・・眠っただけの花嫁を完全に家族にするために幇助した
でもそれは暴かずいた方がいい、と京極堂は判断したのだ、と読むと完全に落ちるんです。

だから(笑)
いつか来るかもしれない『京極堂最後の事件』のその後の『京極堂の事件簿』のような中短編集で
きっとその顛末が語られるに違いないと、私はニラんでいるのでした(爆)

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