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あさのさんのオトナ向けの本でも読んでみようかと思い借りてきた本です。
でも『地に・・・』の方は携帯小説?web小説?だったようで、設定も「どこかでみたことあるな~」という感じで肩透かし。

30代の女性が、付き合っていたオトコと心中し損ねて殺されて埋められて。
そこから自分の幼い頃からの人生というイヤイヤながら向き合わざるを得ない状況に追い込まれる話。かな。
でも、どことなく焦点がぼやけています。
なにが書きたいのか・・・自分で決着点を探りながら書いていたんじゃないのかしら、と感じてしまいました。

『金色の・・・』の方はプロットも章立ても練り込んで・・・はあるのだと思います。
第1章で、100歳間際の大おばあちゃまが亡くなるのですが、たぶん、普通だったらこのおばあちゃまの物語を最後に回したくなるのではないかしら。
親子4代の葛藤や悩み・・・をその存在と言葉で和らげる存在であったひと。ときには赤の他人までがその暖かさと器の大きさに忘れえぬ存在として懐かしむ。
そんな大おばあちゃまのなかにあった慟哭。それを昇華させてしまう「死の暖かさ」。
大往生で逝けるひとの有り様が美しいものであって欲しいという生者の我儘なのかもしれませんけれど^^;
まずその存在の欠落を冒頭に据えて最後に、その仏様のようだった心根の中にどんな思いがあったのか。と章立てしたくなると思ったのですが、あえてそうはしなかった。。。
それから・・・。たぶんね、バッテリーの作者さんですから、高校生のお孫ちゃんカップルの話を掘り下げたかっただろうな~~と(笑)
でも、あえてそうせずに、本にたゆたう行間の空気を作り上げていったのでしょうね。
梨木香歩さんの色に少し似ているような気がしました。
柿の焔、桔梗の紫が鮮烈な印象を残します。そして本を閉じると稲の金色、、、
四季と重ね合わせて日本人はひとを想うのでしょう。


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