村の記録&読書記録(笑)
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デビュー作、らしい・・・作品。
東大の工学部出身の作家らしい一面が見え隠れしています。パイプオルガンの繊細さ、大胆さ、組み上げる工程のディティールなど、徹底された取材に基づいてそれはもう情熱的に描かれています。それが『音』に対する執着へ投影されていくことがもっと出来ていたら物語の読後感はもっと違ったものになったのかもしれません。
面白いです。力量は感じられます。
だから、もったいない(笑)
私が読んだのは、図書館で借りたハードカバーでした。文庫化されたときに一人称に全面改稿されたようですから、しばらくたったらもう一度、今度は文庫で読んでみようと思っています。
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