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最近、垣根涼介さんの本に嵌っていて。
ようやく代表作を読めたのでご紹介♪

戦後、1960年代にかけて政府のプロジェクトとして南米へ移民が送られたこと・・・それが「新天地での前途洋洋たる殖民」ではなかったことはご存知の方も多いと思います。
そのことに端を発した、外務省=日本政府への復讐譚・・・そう書いてしまうと、あまりに軽くなってしまうでしょうか。
綿密な取材を基に構築された骨太のストーリー。
悲惨な過去をまざまざと見せ付けられたあとに感じる当時の日本政府に対する憤りは、そのまま主人公たちの行動の成功を望む読者に私をかえていきました。
しっかりと立ったキャラクター。テンポのよさ、爽快感。この読後感のよさは、たとえば『スティング』のような・・・
大藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した作品。
掛け値なしにおすすめです。


でもね?できれば↓こちらのデビュー作、『午前3時のルースター』から読んでもらえると嬉しいかも(爆)


垣根さんの本には「必ず」(って言ってもまだこの3作品しか読んでないんですが)車が印象的に、た~~~~くさんのページを使って登場しています。
私、『ルースター』に出てくるバンコクのタクシー、羊の皮(箱型ブルーバード)を被った狼(フェアレディZ米国仕様エンジン)に出会って仲間にしていくシーンが大好きです♪
まるでルフィがゾロやサンジを仲間にしたときみたいにわくわくしちゃって・・・。

『君たちに明日はない』の主人公の車はコペンなのだけれど。
その主人公が口説いてる年上の女性の持論が「好色なオトコにはカーマニアが多い」で。
つまり、垣根さんもそうなんだろうな。と(爆)
こんな可愛いおちゃめな顔をして、この車、凄いんですよ?

なぜだか私は、自分は免許を持っていないくせにメカ好きで。。。カーマニアに興味をひかれてしまう部分があるので・・・なんだか妙に納得したりして(ぇ

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