奇縁まんだら

昭和を生きた作家達のいきいきした素顔が垣間見られる本＾＾
作家となってからの交流はもちろん、それ以前、作家志望の女の子の時代から積極的に大作家さんたちと、さまざまに交流を持てたのもこの卓越した文章力があったからですね～
「ファンレターの返事など書かないことにしている」三島由紀夫が「楽しい手紙だったから」と返事をくれ、文通を始め、筆名を考えてくれるなんて・・・
でも作家デビューを果たし実際に会った時には、手紙でのふざけあうじゃれあう雰囲気にはならずに真面目な会話を交わすだけだった。。。なんだか目に見えるようですね＾＾
それから、谷崎と奥さんと佐藤春夫のあの有名な「奥さん譲渡」のくだりにもうひとり、大坪砂男が絡んでいた事実などさらっと書かれていて。詳しく読んでみたくなりました（笑）