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マキメと同世代&京都大学出身で友人、作風も似てる?ということで並んで語られることが多い「モリミー」。
デビュー作の「太陽の塔」を文庫で読んで、合わなくて。たるみきった緩みきった大学生の日常。これってユーモアでもなんでもないじゃん、面白いの?と・・・
私が夏目の「坊ちゃん」が嫌いな話は以前書いたことがあると思うのですが、そこに通じる感覚で拒否ってました。
でも、1冊だけで判断するのも早計かと思い、まるっきり内容が違う作品「狸と天狗と人間の三つ巴の京都を描く」と語られている本書を読んでみました。
最初はあざとさが鼻について・・・やっぱりダメか~と思ったのですが、半ば過ぎに金曜倶楽部の面々、淀川先生が登場してきたあたりから興が乗ってきました。
というか・・・私がこの作品の中で好感を持てたのは淀川先生だけだったかも^^;
でも、ラストに向けての大活劇や叡山の送り火のドタバタは、映像的な脳裏に浮かぶ描写力でした。ファンが多いこともうなずけます。
この狸の物語は3部作になる予定だそうです。
が。それほど続きが気にならない。ということは(笑) やっぱり進んで手に取りたい作家さんではないのかもしれないですね。
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