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写真家のつくった、子供向け写真集です。
表紙は死んだばかりの小魚をかぎつけたオカヤドカリ。
ここから、目、内臓、肉・・・とさまざまな生き物がひとつの「死」を無駄にせず消費していくさまが、据え置きのロボットカメラによって切り取られていきます。
実に衝撃的でした。 サカナなら、まだ見ていられるのですが・・・

最初に紹介されるのは交通事故で命をおとしたホンドギツネです。
宮崎氏はその屍骸を土の上へ運んでいきました。
屍骸から温かみが消えぬ間に、脈打たなくなった用済みのキツネから逃げ出す大量のダニ。
そしてハエがやってきて卵を産み付けます。それから・・・
土の上に残された骨と襤褸布のような毛皮を残すまでに、このひとつの「死」は、たくさんの「生」のために役立っています。たぶん、この骨や、毛皮だって、土に溶け込んで浸み込んで、栄養豊富な土を作るために役立っていくのでしょう。

目を背けたくなる写真がほとんどです。 でも、これが真実であり、これこそが「生きる」ということの根源である、ということがヒシヒシと伝わってくる本です。
交通事故にあったキツネ。
宮崎氏にその屍骸を発見されなければ、ひょっとしたら何台もの車に轢かれ続けてアスファルトのうえで無駄なゴミになっていたかもしれないキツネは、何日もかけて地球とそこに住む生き物たちの糧となりました。

この本の最後のページは、大きな樽に氷と共にディスプレイされた新鮮な美味しそうな魚の写真です。
そして、その隣りには魚の体液に塗れながら、私たちのために「切り身」を作っている魚屋さんが。
表紙の小魚と同じ動くことのないまなざしで、樽の中から見つめる魚たち。
「死」によって「生かされている」という想いがきちんと子どもたちに届くといいのですが・・・



・・・まず、無理でしょうね^^;;
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難しいですけどね・・・
現実を見ることが必ずしも子どもの成長に良い影響を与えるかどうかは分かりません。弱肉強食という自然の世界や、人間が自分の欲望のみを満たすためにどんな行動をするかなど、それを教える時期やタイミングなど、とても配慮の居ることだと思います。
また、それを見ることにより、自分自身を否定し、食べ物を摂取できなくなる等のリスクを考えると、そこまでの現実を直視することが、人間社会で生きていくためにどれほどの価値あることなのかも判断する必要があるのではないでしょうか。
大人になってから知った方が良いことだって、あるのではないかと感じます。
kularis 2007/04/17(Tue)03:09:29 編集
Re:難しいですけどね・・・
そうですね。私ですら正視するのに力の要る写真がたくさんありました。
誰もがここへたどり着く必要はないと思いますし、もっと別の表現方法や手段で同じテーマの訴えをする方もいらっしゃいます。
親として自然に伝える方法は私も自分の親から学んでいます。
「ごはんは感謝して残さずたべよう」
「死んだキンギョちゃんは土に還してあげようね」
それでも想像力過多のおんなのこは、土の中でキンギョちゃんが「とろける想像」にうなされました(笑)
【2007/04/17 21:10】
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