村の記録&読書記録(笑)
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地味な話なんですが、お見事でした(笑)
主軸は戦後の復興が進みつつある1952年(昭和27年)の夏休み。六甲へ避暑にやってきて出会った14歳の少年・少女3人の物語。
そこに挟み込まれる戦前・戦中の、彼らの親や叔母の挿話がしだいに(登場人物ではなく!)「読者に」うねりを与えていく・・
読んでいる最中と、ドンデンに気付かされた瞬間、それからじわじわ読後に感じる「物語のかたち」がこれほど違っている作品は稀有かもしれません。
「知っていた」から「それとなく見つめていた」のでしょうね・・・ そう考えると怖いです。。。読んでいる最中には理解できなかったお兄さんの気持ちが今なら解るわ^^;;
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