10月分読書まとめ

今月はシャンナ・スウェンドソンの『魔法製作所』シリーズとの出会い・・・ですね。
読書の秋！と意気込んだ割りに積読本が多かった10月でした。
「読みたい本」を購入してしまうと後回しになって積読になってしまう、この循環をどこかで断ち切らねば・・・
上田早夕里さんの2冊、オサキの2巻目、積んであります＾＾；

10月の読書メーター
読んだ本の数：15冊
読んだページ数：4311ページ

遠くの声に耳を澄ませて
12編の短編集。どの話も「先が気になる」後引き感・・・と思いながら読み進めていくと、緩い作品リンクのおかげで「あの人の先」とか「過去」が垣間見えたり。宮下さんの作品は読んでいる最中よりも読了後にじわじわくることが多いのですが「キトのベリカード」には心わしづかみされました。
読了日：10月03日 著者：宮下 奈都
バクマン。 10 (ジャンプコミックス)
読了日：10月05日 著者：小畑 健
ニューヨークの魔法使い <(株)魔法製作所> (創元推理文庫)
面白かったです♪　「ハリポタを読んでいて思いついた設定」だそうで、その分がっつり練りこまれていて、明るく前向きなオトナ向けライトファンタジー。軽く読めてわくわくドキドキ♪　以下続刊のシリーズを読むのが楽しみ～＾＾　またまた読書メーターに感謝！です。
読了日：10月06日 著者：シャンナ・スウェンドソン
いっちばん
しゃばけシリーズ第7弾。周囲みんながゆるゆると、確実にオトナになっていく姿。若旦那のほのかな焦燥感。でもたぶん、この焦燥感はどんな差配上手の大商人になろうと満たされるものではないのでしょう。栄吉くんの「やっぱり菓子が好き」よかったです＾＾　他者（妖含む）をまるごとくるんで受けとめる若旦那はどんなオトナになっていくのでしょうね（笑）
読了日：10月10日 著者：畠中 恵
プロトコル
主人公のキャラがたっていて、今までありそうでなさそうで結局良くある話（笑）が不思議な読み応えでしたｗ　個人的には「元次長」さんは絶対に生理的に受け入れられません！あー気持ち悪い～サイテー！卑劣漢！「同じ職場のOLに反応しないため」って仕事中に、、、あー、ダメ！絶対ダメ！　逆に不思議に魅力的だったのは主人公の父親さんでした。8種類のキャップ、私も並べてみたいです＾＾
読了日：10月13日 著者：平山 瑞穂
木野塚探偵事務所だ
うむむ・・・なんか、ふつう？（笑）　ただ、作者さんの金銭感覚の精密さと取材の綿密さが透けて見えました（爆）木野塚さん夫婦はどんぶりでしょうけれど、作者さんはきっちり家計簿つけて事務所を運営？遊ばせて？いるのでしょう。となると、探偵への依頼費って高額なんですね～！ご縁がありませんように・・（笑）
読了日：10月15日 著者：樋口 有介
狐火の家
しまった・・・未読である『硝子のハンマー』コンビの続編短編モノでした。順番が逆でも支障はなかったとは思いますが・・・。短編でも謎解きへひっぱられる感がちょっと長めに感じたのですが、これが長編だとどうなるんでしょうね。
読了日：10月16日 著者：貴志 祐介
×××HOLiC（18） (KCデラックス)
読了日：10月17日 著者：CLAMP
探偵ザンティピーの休暇 (幻冬舎文庫)
寅さんは世界を繋ぐ（笑）　安心して読めるハートウォーミングな小路作品です。でも、そうですね。NYのシーンはアンドリュー・バクスっぽくても良かったかもｗ　ツイッターで「評判よかったので、多分続編書きます」とおっしゃっていたので（爆）期待してます♪
読了日：10月19日 著者：小路 幸也
赤い靴の誘惑―(株)魔法製作所 (創元推理文庫)
ケイティらしくない服務規程違反、イーサンの唐突な変節（完全に別人の変装、何かのたくらみの一環かと＾＾；；）など、いろいろと「ん？」と思うところは多かったですが、でもそれを跳ね飛ばして（笑）面白かったです♪　気軽に読める良質なエンタメ。マリーンが呼び戻される危機的状況はどう発展する？と思いつつ、次の巻へさくさくと（笑）
読了日：10月20日 著者：シャンナ スウェンドソン
きのう何食べた？（4） (モーニングKC)
読了日：10月22日 著者：よしなが ふみ
雉猫心中
猫がヨベルでなかったら、バンドリが晩鳥でなかったらふつうにすれ違っていたただの不倫の物語。ここまで自分の人生に対して何も考えていない主人公ペアの小説は初体験でした。ご近所の大ゴシップという糧を得られてよかったですね、知子さん（爆）　あとはバンドリから離れられたミヤちゃんが遠くの町で「あんたは幾ら？母親よりはするんだろうな」みたいな環境におかれないことを祈るばかりです。
読了日：10月24日 著者：井上 荒野
ガールズ・ストーリー
キャラが生き生きしていて楽しく読んだのだけれど、そうですね・・・最近のあさのさんの時代物作品は先行する作家さんの大ヒット作を取り込んで練り直して「自分だったらね」と提供しているような・・・『火群・・・』の藤沢周平作品と、たまたま２作そういう傾向のものを読んだのかもしれませんが・・・。なんだか明治期のいわゆる文豪さんたちと同じ手法（彼らは洋書の取り込み翻案でしたが）ｗｗ　でも、おいちちゃんの話は楽しく読めましたし『霊験お初・・』を読み返してみよう♪とも思わせてくれるあたり読書推進手段として有効かも（笑）
読了日：10月26日 著者：あさの あつこ
獣の奏者　外伝　刹那
そうか、エリンはもういないのか・・・。。。
読了日：10月28日 著者：上橋 菜穂子
おせっかいなゴッドマザー―(株)魔法製作所 (創元推理文庫)
今回も楽しんであっという間に読了。「ケイティの気の回し方がどーにも歯がゆいなぁ、いっしょに笑い飛ばせるでしょ」と思っていたらやっぱり・・・。なんて、登場人物に入れ込める本です（笑）あとストックが1冊しかなくなっちゃった！と危機感を覚えるシリーズでもあります（笑）
読了日：10月31日 著者：シャンナ スウェンドソン

読書メーター

魔法製作所シリーズ

現在シリーズ4冊目まで出ています。
私は図書館で3冊目まで借りました（笑）
いま、読みたい本が多くて予約図書のやりくりがたいへんなのですが、このシリーズに出会ってからは「読み終わった、次！」って感じで（笑）　とんとんとん・・・と最新刊の予約まで到達しました。
そう考えると、とりたてて人気があるわけじゃないのが嬉しいこと！（爆）
正直、1冊1000円も出す本ではありませんが、軽く読んで心地いい海外の本は久しぶりでした。
もし図書館や〇。クオフで出会うようなことがありましたら、ぜひ手にとってみてください＾＾

9月分読書まとめ

予約で待ち続けていた作品を数多く借りられた月でした。
そんな中「絶対購入作品」は『みをつくし料理帖』のシリーズ。
書店さんによっては、9月の売り上げ月間TOPをとっているところも。
あと、待ちきれず買った本は『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』。これは友人にオススメ、貸し出し中です（笑）
それから・・・『宇宙兄弟』10巻、11巻、購入してしまいましたｗ
ぜひ手元に！という内容ではないのですが、どーしても先が気になるマンガですから＾＾；

9月の読書メーター
読んだ本の数：23冊
読んだページ数：5676ページ

もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ (宝島社文庫)
【このミス大賞】で最終候補作、選外となったものを全面的に改稿し宝島社が「隠し玉」として文庫出版したものでこれがデビュー作。キャラ小説として骨子に綿密に触れておきたい気持ちがストーリーよりも前に出ていて、逆に勿体無い感を引き起こしているような印象をもちました。ハナから続編が決まっているのなら（10月刊行予定）もっと周吉とオサキの絆に関してはゆっくりでもよかったかと。さらっと流しつつ実はハードな部分が多いし、ハートウォーミングなこの装丁は不似合いに感じました。しゃばけの若旦那と周吉の根っこは多分全然違うから
読了日：09月05日 著者：高橋 由太
ペンギン・ハイウェイ
唯一の大切なものと出会い、別れ。それを諦めにつなげるには小学4年生は若すぎるから。きっと絶対また会えます。
読了日：09月07日 著者：森見 登美彦
逆想コンチェルト 奏の１ イラスト先行・競作アンソロジー Inspired by Yoshimi Moriyama's Illustrations
力量のある作家さんが一同に介しそれぞれに読み応えありました。が、4組のイラスト作品があったにも関わらず傾向が似てしまったのはやはり残念かも。このイラストでこの枚数、「内面へむかう」以外の話は書きにくいでしょうけれど＾＾；「奏の2」を手に取ろうかどうしようか迷い中ですが、「奏の3」へ向けてのプロアマ問わずの公募には興味津々♪　まとまったらぜひ読んでみたいです＾＾
読了日：09月10日 著者：神林 長平,山田 正紀,林 譲治,梶尾 真治,新井 素子,図子 慧,篠田 真由美,菊地 秀行,浅暮 三文,飯野 文彦,田中 啓文,久美 沙織
さて、大山崎
現場へ行くべきでした！もの凄く雰囲気のある美術館♪　会場も込みで作品を作り上げられたことが伝わってきました。山口さんの作品は、こんな細切れで観る作品じゃないですね～
読了日：09月10日 著者：山口 晃
創世の島
ニュージーランドのジュブナイル。試験の課題として語られるアダムが全然魅力的に思えなくて「国民性の違いかな？」と思いつつ読み進めていたら（笑）そういうことでしたかｗ
読了日：09月12日 著者：バーナード ベケット
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (ちくまプリマー新書)
教室に飾られた茶柱の絵2枚を想像して思わずくすくす笑いましたｗ　そして玄三郎さんの最期の言葉に深く深く感銘をうけました。すずちゃんがインドから帰ってきたあとの物語があるといいな～♪と。この物語は綺麗にまとまっているので別の形でも。
読了日：09月13日 著者：万城目 学
蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)
ユーモアミステリなのだろうけれど、ドタバタに辟易するばかりで内容は薄い。結論もオソマツ。せっかく設定と題材は面白いのにワクワクさせてくれたのがストーリー紹介のコメントだけとは（汗
読了日：09月17日 著者：イアン・サンソム
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
大切に大切に読みたい・・・と思いつつもひと息で読んでしまいました。今回もすべての登場人物の心情や思いやりや優しさ（出てこない大夫の思いさえも）が切々と胸に響いて余韻のなかでふわふわしています。じっくり美味しいものを作って欲しいと思いつつもつる屋の常連のように「店を早く開けろよ」と続刊をねだってしまいそうです＾＾；
読了日：09月17日 著者：高田 郁
少年少女飛行倶楽部
加納さんの青春小説。イマドキ名前に親の思いを感じ取る普遍的な中1の優しさが嬉しい（笑）おさえてはありましたがあの会話文でも、何年後かの現役さんたちからみたら「ヘンな言い回しの死語だらけ・・・になっちゃうのでしょうか（笑）
読了日：09月18日 著者：加納 朋子
よろこびの歌
それぞれがそれぞれの人生の主役だ・・・という当たり前のことをきちんと思い起こさせてくれる作品。高校入学の進路先からふるい落とされ、挫折を味わい、私って必要ない人間？と初めて感じる拒否感に圧倒されてその思いに底辺を占められたまま過ごす高校生活。でも、いつまでも、そんな鬱うつした状態でいられるわけがないのです。自己憐憫の殻の中に閉じこもるにはあまりに多感なこの時期ですから。ハイロウズの曲名が章題。インスパイアされた物語なのでしょう。私は、正直、ハイロウズは必要かな？と思っちゃいましたが（笑）
読了日：09月18日 著者：宮下 奈都
山口晃が描く東京風景―本郷東大界隈
静岡美術館で購入。ポストカードになっている「本郷東大界隈」＋α　　サイズは葉書サイズでも、いつもの江戸風味がなくても、味のある山口さんの作品にもほっこりですが、「＋α　」の方の、らしさ爆発！がなんとも嬉しい作品集。ああ。。。フルサイズで見たい。。。
読了日：09月20日 著者：山口 晃
津軽百年食堂
三代続く、町の蕎麦屋さんの綿密に取材に裏打ちされた物語。「津軽蕎麦」って蕎麦粉を蕎麦掻にしてから吾汁＆大豆粉と混ぜて練りこむ、東京の「腰と咽喉越しで楽しむもの」とは完全に別物の蕎麦、なんですね。鰯の焼き干し（普通の煮干よりふた手間プラスの丁寧さ）の出汁がなんとも美味しそうです。青森では三世代70年以上続く大衆食堂（老舗じゃなくて！）を「百年食堂」と認定していて、巻末に2008年末現在営業中の10件の「津軽百年食堂」が全店掲載してありました。来年のGWは弘前のさくらまつりを楽しみつつーの大鰐温泉でお泊りか？
読了日：09月20日 著者：森沢 明夫
ラス・マンチャス通信
各章ごと短編意識で読むと異質なホラーだったり幻想小説だったり伝奇小説ぽかったりするのだけれど、すべて結末をこちらにゆだねてあるので、どこかに出口が見えそうなのに不条理の壁にぽよんと阻まれました。再読するか？と訊かれたら多分応えはNOなのだけれど、読書中は確かに惹き込まれていました。この読書感が大賞の理由かな？
読了日：09月21日 著者：平山 瑞穂
製鉄天使
赤朽葉→天使だったので、素直に面白かったです。逆だったらもの凄く大損した気分になるでしょうけれど。ただひとつ気になっているのは小豆が鉄に好かれているのは「山の民」の血か？と思っていたのだけれど、ラスボス（爆）は。あれは、？？
読了日：09月22日 著者：桜庭 一樹
動物園の鳥 (創元クライム・クラブ)
3部作完結。シークレットトラックが良かったです。滝本さん周りの女の子の好ましいこと＾＾
読了日：09月23日 著者：坂木 司
かたみ歌
朱川さんが商店街人情モノ？と思ったけれどちょっと軸が違う方向に振れていて、やっぱり朱川さんテイストでした。猫ちゃんの、マチコちゃんの思いがたまりません。。。泣かず健気にまっすぐに。子どもと動物には勝てません。
読了日：09月24日 著者：朱川 湊人
忘れないと誓ったぼくがいた
読了日：09月25日 著者：平山 瑞穂
テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス)
一話目が異色だと思ったら連載第1話目ｗ　
読了日：09月25日 著者：ヤマザキマリ
宇宙兄弟（10） (モーニングKC)
読了日：09月25日 著者：小山 宙哉
宇宙兄弟（11） (モーニングKC)
できる！ムッタ、地味に（笑）大活躍です。
読了日：09月25日 著者：小山 宙哉
少年陰陽師 まだらの印を削ぎ落とせ (角川ビーンズ文庫)
颯峰編3巻目。
読了日：09月26日 著者：結城 光流
非正規レジスタンス―池袋ウエストゲートパーク〈8〉 (文春文庫)
御曹司が2編入ってしまったのは何故でしょう。そのせいもあってか、いつもより予定調和な作調を強く感じてしまいました。でも、いろいろ深く考えさせられるテーマを追っている面白いシリーズであることは変わりはないのですが。
読了日：09月27日 著者：石田 衣良
スズナリ！～あやなし甚吉奇聞録～ (少年マガジンコミックス)
「大人の事情」のせいか、駆け足で終了。設定すらも語りつくせないまま・・・やー、勿体無い。「人間の想像力が生み出してしまう『偽妖かし』」に対して憤る本物」ｗ　もうちょっと長い目でみてくれる媒体だったらよかったのに・・・
読了日：09月28日 著者：大峰 ショウコ

読書メーター

『今朝の春』

みをつくし料理帖の新シリーズが出る！
・・・らしいのですが、9月14日・・・明日発売予定でセブンネットでは予約を受けているのに、あまぞんでは出てきませんｗ
この文庫本のシリーズは書店さんで購入していますので、店頭に並んでからでもいいんですけれど。。。
こういうことってあるんですね～＾＾；

いろいろな発見

今日は読書関係で細かい発見をいろいろした日でした。

あま〇んでリストマニアさんの中にちょっと気になる方を発見したのでどこかにメモっておこうと思ったのですが、あ〇ぞんには保存しておく場所がなさそうなのでここにちょっとメモ。
「ついったで共有」ボタンで出てきたURLですのでいつまで活きているか分からないのですが＾＾；
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じっくり拝見して興味のある本を読書メーターに登録しておきたいと思います。