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cassyu
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大学図書館のパートのオバちゃん
趣味:
読書
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ざっと数えたところ230冊以上の本を「買ったー。読んだー」と書かれているのですが、その中で私とのシンクロ率は7~8%でした。
読む前は、気になる本をメモっておこう・・とか考えていたのですが、あまりに面白そうな本が多すぎて断念しました(爆)
ガツンと気になった本だけ読書メーターの「読みたい本」に入れておくことにします。

実は、桜庭さんの書かれた本を読んだことがなくて!(爆)
本棚と日常から先に触れることになった作家さんって始めてかもしれません。
・・・男性だと思ってたんですww
男性作家さんで女の子向けのライトノベルから入って推理小説へ??って思ってたので、正直敬遠していたんです。
でも、これで、人となりが読めましたので(笑)安心して借りまくろうと思います♪
まずは、2007年版の読書日記から!(ぇ
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先週パシフィコで行われた『図書館総合展2009』のフォーラムに参加したかたのレポートを拝見しました。
80もあるフォーラムの中から彼が注目し、参加したのは「図書館の貸出履歴を元にした本のオススメサービス」について・・・。
これって、現在図書館の歴史について勉強している人間にとっては驚愕の提案だと思います。
「貸出履歴は持ち出さない。令状を提示されても警察にすら公開しない」っていうのが今の常識ですから。
個人情報の開示につながる大きな問題を孕んでいますから。
『相棒』のシーズン3で図書館の貸出カードを手がかりに謎を解く、という回が図書館からの厳重な抗議申し立てによってDVDからも再放送枠からもカットされている・・・んです。
逆に言えばこういうTV番組ができちゃうってことは、図書館人にとっては常識でも一般の人にとっては全然浸透してないってことなのかもしれませんが。

フォーラムでは「個人の貸出履歴を個人にフィードバックする」という形で、すでに成田市立図書館が実際に運用に入っている、という紹介もされたようで
「○○の傾向の本が好きなら××はいかが?」を貸出回数などから割り出した「重さ」から判断してくれるのだそうです。
そしてそれとは別に「プロジェクト・しずく
これはジブリアニメの『耳をすませば』の物語・・・自分が借りたい本の貸出カードに必ず貸出履歴が残ってる顔も見知らぬ男の子が気になって・・・という話の主人公しずくちゃんから名前をとったプロジェクト。

いま、私は読書メーターを使用して同じようなことをしています。
自分と似た読書傾向の方、ちょっとずれたチョイスをする方、全然まったく接点の無い本を読まれる方・・・
その中でも「お気に入り」にしたい方とそこまでではない方がいらっしゃるわけで。
そこは自分の審美眼(笑)というか、本好き特有の「なにか」があると思うのです。
「図書館」という膨大なデータベースから排出される結果に、このビミョウなこだわりを反映は出来ないとは思いますが(笑)
でも、個人情報を遵守することができるのならば、試みとしては悪くないのかも、とは思います。
『相棒』にしてもね、2003年ではなくて「今」だったら、自分で読書ブログを書いてたことにしちゃえばなんてことないんだろうな~と。私なんか全部オープンにしちゃってますものね(爆)

私がIEのRSSに登録してあるのは、読書メーターやネットサーフィンで気になった読書傾向の方の読書ブログが多いのですが、
この秋「新刊の海外モノに強いな~」と思って登録させていただいた方が「このミス」の投票権を持ってらっしゃる方でした。
書評家さんや作家さんではなく一般のお仕事をなさっている方なので「投票用紙来ました」の記事がアップされるまで気付きませんでした^^;
先日、海外作品、国内作品ともに「これで投票します」と、ベスト10をアップしてくださったので、来月出版される「このミス」ではどういう経歴の方なのか(笑)つき合わせてみてみたいと思います♪

で。タイトルの意味は。
今日、彼のブログで「しまった!こっちの作品を先に読んでたらベスト10に入れたのに!うわ~~読書計画ミスだ~」って記事がアップされていたのです。
以前からちょっと感じていた疑問点が明らかになったので、納得の感想でした。
 

10月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:7871ページ

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)
5作目。モチーフ『銀河鉄道の夜』&宮沢賢治
読了日:10月01日 著者:野村 美月
“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
番外編。時系列としては2作目の後。最終話にむけての伏線の巻なので順番はここで。モチーフ『夜叉が池』
読了日:10月01日 著者:野村 美月
金魚屋古書店 9 (IKKI COMIX)金魚屋古書店 9 (IKKI COMIX)
読了日:10月01日 著者:芳崎 せいむ
道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳  [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)道具屋殺人事件──神田紅梅亭寄席物帳 [ミステリー・リーグ] (ミステリー・リーグ)
「落語家さんが探偵」というと北村薫の円紫さんシリーズが筆頭に上がるけれど、あちらがどちらかというと事件と推理に重きをおいた推理小説であるならば、こちらは落語と噺家に重きを置いた判じ物。高座が好きな方はもちろん、「笑点をナナメに見たことがあるだけ~」という人でも、この魅せ方をされると先人の師匠の噺を聞いてみたくなるかも。この狭いスタンスで、となると大変かもしれませんがなるべくこのまま続いて欲しいシリーズです。
読了日:10月02日 著者:愛川 晶
マジョモリマジョモリ
梨木香歩さんの絵童話。春遅く、御陵にいらっしゃるハナさんにおよばれをするつばき。それを見送って「いいなーいいなー」と思う素敵な母(笑)「やった!」でよかったね!(爆) 最後の立看板からハナさんと御陵のご幼少の頃に身罷られた「友だち」との物語が私の中に広がって、、、読んでみたくなりました。
読了日:10月02日 著者:梨木 香歩
蟹塚縁起蟹塚縁起
押しかけ嫁があっという間に見破られるところが(笑) 因縁はめぐり、時はひとを変える。
読了日:10月02日 著者:梨木 香歩
陽だまりの偽り陽だまりの偽り
読了日:10月03日 著者:長岡 弘樹
水の時計水の時計
デビュー作。設定アイデア先行で「書きたいこと」がそのまま書かれている感じを受けました。もうちょっと「書かずにゆだねる」部分が洗練されてくればバケる作家さんかも。 綺麗な装丁の本でした。
読了日:10月05日 著者:初野 晴
妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)妖怪アパートの幽雅な日常(10) (YA!ENTERTAINMENT)
大団円。るりるりさんのご飯が読めなくなることだけが残念です^^;
読了日:10月07日 著者:香月 日輪
芝浜謎噺 (ミステリー・リーグ)芝浜謎噺 (ミステリー・リーグ)
いや、もうミステリー部分は「つかみ」ですね(笑) 一番良い客席で、手に汗握りながら涙うるうるで高座を堪能させていただきましたm(_ _)m 感動いたしました。
読了日:10月08日 著者:愛川 晶
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
読了日:10月09日 著者:野村 美月
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
「再生」を描くために、登場人物の大多数が(肉体的・精神的な)自傷・他傷・自殺・他殺に走るというなんともはや^^;;の作品群完結です。この作者の考える「ひとのために」が私の感覚とはズレているのでしょう。なんだか昔の同級生が宗教の勧誘にわざわざ訪ねてきたときのことを思い出しました。や、「懐かしいねー!時間、あるよ~」って言った私がウカツだったんですけどね(爆)
読了日:10月09日 著者:野村 美月
ウォッチメイカーウォッチメイカー
7作目。最大の敵登場!の巻(笑)ライムチームの結束は固まりライムの「物的証拠第一」の捜査方と並び立つように『キネシクス』という尋問のプロが登場。さすが本物同士、お互いがお互いの手腕を評価して捜査をすすめる清々しさ♪ なんかもう磐石過ぎてハラハラ・ドキドキしなくなっちゃってるのはコマリモノですが(爆)
読了日:10月12日 著者:ジェフリー ディーヴァー
ジーン・ワルツジーン・ワルツ
政局がかわって、この本と同じスタンスに立った声を聞くようになりました。「さまざまな問題は山積してますが、不妊治療の保険適用を実現しなければ、少子化問題対策も半ばでしかないと思います」と発言した大臣のお言葉、しっかり覚えておきたいと思っています。
読了日:10月13日 著者:海堂 尊
武士道シックスティーン武士道シックスティーン
『五輪書』を読み込んでるハズなのに、なにも理解してない中学生の武蔵ファン?(爆)五輪書の入門編かとも思いましたがそこまでいかず武士道へお進みのようですね(笑)武蔵が「勝ち」に拘る理由に3年掛けてたどりつくシリーズでしょうか。武具屋店主の鋭い考察のように対極に見えてそっくりな二人。人間として成長を見せ始めた二人の少女とその周囲の今後が楽しみです♪
読了日:10月14日 著者:誉田 哲也
待ってる 橘屋草子待ってる 橘屋草子
「待ってる」のは・・・時の流れ?ひとが精一杯生きている時代(世界)も、物質的には何一つ不自由しない「イマ」も等しく時は流れているはずなのです。三太くんが素敵な板さんになれますように
読了日:10月14日 著者:あさの あつこ
鬼族狩り (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)鬼族狩り (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)
イラストは西 炯子さん。デビュー当時になるのかな?今とはずいぶんタッチが違いますね。白黒の挿絵はいいのにカラーがヘタ(笑)でも往年の「YA」の本道(笑)の本書の内容にはマッチしていると思います。
読了日:10月16日 著者:霜島 ケイ
妖面伝説 (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)妖面伝説 (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)
シリーズ2作目
読了日:10月18日 著者:霜島 ケイ
となり町戦争 (集英社文庫)となり町戦争 (集英社文庫)
文庫版には「特別書き下ろし短編」が収録。アメリカの人たちはこういう感じなのでしょうか。韓国は? 徴兵制度がある国や職業軍人が身近だったりすると感じ方も変わるでしょうか。普段と何も変わらぬ日常の、無関心な我々の、すぐ隣りにある戦争をリアルスティックに描けばこうなるんでしょうね・・・
読了日:10月18日 著者:三崎 亜記
山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)
初三津田作品。期待しすぎだったかも^^;ホラー作品とするにはこちらに迫るモノは薄め。探偵役の「推理が整理できないから」という理由(作家なのに?!)のドンデン連発には唖然として・・・でもこれでも少なめなんですね?表紙から勝手に清楚な○○さん(笑)が犯人だったら・・・と想像してましたが、その自分で作り上げてた物語の方が怖かったですw
読了日:10月21日 著者:三津田 信三
アイの物語アイの物語
「論理と倫理の混交」「人間皆、程度の差はあれ認知症」ファジーな人間の感情をおおざっぱに分析するとそうなりますか^^; 納得できる部分が多くて、うなずかされる場面も多くて。この先地球上から離れて見守ることを選択したAIを神格化せずに済むように主人公には「語り部」として頑張っていっていただきたいです。
読了日:10月23日 著者:山本 弘
朱(あけ)の封印 (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)朱(あけ)の封印 (小学館キャンバス文庫―封殺鬼シリーズ)
3作目。時系列的には1作目の続き。こちらが本流で2作目は「番外編(過去編)」
読了日:10月25日 著者:霜島 ケイ
平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)
出版社の営業さん目線の本屋シリーズ。立ち位置が変化したので成風堂シリーズで書けなかった部分が書けるようで(笑)嬉しい視点を見つけてくれたな~♪ ホントに出版社各社の営業さんって、普段からこんなに仲良しさんなんだろうか?と首をかしげつつ^^; でもポップ合戦は楽しそうでした。
読了日:10月25日 著者:大崎 梢
クジラの彼クジラの彼
6本中『空の中』『海の底』のスピンオフが3本入った短編集。両方の本編を読んでから結構な時間が経ってから手に取ったのですが、鮮烈に内容が残っていて双方のカップル事情をあっという間に思い出しました。不器用な恋愛オクテさんばかりですが(笑)人が書けていなければこうはいかないと思います。有川さんのうまさに改めて脱帽w
読了日:10月25日 著者:有川 浩
退出ゲーム退出ゲーム
謎への前振りと、途中経過と、結論がどうもぶれる感じがして、私は、読みづらかったです。イマドキの高校生ってあんな専門知識を常識的に持ってるのか?特殊よね?^^;;「退室ゲーム」でのあの15分刻みのアドリブは凄い。見せて欲しい(爆)
読了日:10月26日 著者:初野 晴
龍のすむ家4 永遠の炎龍のすむ家4 永遠の炎
たわめて溜めて最終巻へ繋ぐ1冊だ、と思ってみても・・・う~む。。。ま、確かにひとの歩みは遅々として進まないものではありますが。でもこれでお膳立ては整いました。母なるガイアよ、あなたの子をもう少し頑張らせてくださいね!
読了日:10月28日 著者:クリス・ダレーシー
秘密(トップ・シークレット) 7 (ジェッツコミックス)秘密(トップ・シークレット) 7 (ジェッツコミックス)
犯罪のカテゴリーに収まりきれない、濃密な人間ドラマ。ここまで身勝手な人間が政治の中枢にいる社会はとてもじゃないけどカンベンして欲しいです。。。
読了日:10月29日 著者:清水 玲子
鞄図書館<1>鞄図書館<1>
船上で出会ったおじさんの息子さんは、どんな本を残したのでしょうね。
読了日:10月31日 著者:芳崎 せいむ

読書メーター


『海の底』の方は今年5月に読んでいたのですが、『クジラの彼』をようやく読了したので・・・

『クジラの彼』は自衛官の恋バナ(笑)6編からなる短編集なのですが、表題作他1編が『海の底』のスピンオフ。もう1篇が『空の中』のカップルの後日談になっています。
『海の底』は、怪獣映画がお好きな方なら文句なしにオススメできるのですが、人間が未知の生物に食い散らかされる描写などがあるので、万人にはオススメできない作品なので、ここではご紹介を控えていました。
でも・・・短編のクジラの彼を読んで、そこに書かれていない背景を『海の底』を読んだからこそ強烈に感じることが出来て、なんだかいまさらながらに感動しちゃったり、考えさせられたりしたので、並べてご紹介しておきたいと思います。
いつ出航するのか、どこの国で活動しているのか、日本のどこに寄港するのか、いつ作戦が終了して帰ってくるのか・・・家族にすら知らされずに突然消息不明になってしまう潜水艦乗り。最近は携帯がありますから海上自衛隊の中でも船乗りなら、どこかの国の沿岸に近付けばメールや電話連絡が取れたりもするようですが、潜水艦勤務はそれすらムリで。
そんな彼氏を持ってしまった女の子は当然寂しくて辛いのだけれど、それ以上に彼氏のほうも彼女に「我慢させることがどれだけ辛いか分かるから、無理強いもできない」って引け目をずっと持っていて。

冬原さんが『海の底』の事件・・・大惨事が片付いた直後、
携帯の充電よりもシャワーよりも何よりも先に、聡子のマンションのエントランス脇で(異臭を漂わせながらw)仕事から帰ってくるのを待ってたその心境。。。
何事が起きているのかもTVのニュースでしか知らされず「そこにいるのかも」と思いながら確かめるすべもなく、ただ待っていることしかできなかった聡子が、(いやったらしいストーカー上司に追いかけられていたタイミングだったとはいえ) まっすぐにどろどろで疲れきった(異臭の塊のwwww)冬原さんの腕の中に飛び込んで行った気持ち。。。

大切なものを、確かなものとして、この手に掴んでいられる幸せを・・・なんだか思わず噛み締めてしまいました。
『図書館戦争』シリーズは再読しなくてもいいかな?って感じるのですが、この話は両方こみこみで読み返したい本になりました。
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