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本の探偵!赤木かん子さんの新しい本を集めた「読み聞かせ」のためのガイドブック。
最近の本がたくさん紹介されていて、私も見かけたことのない楽しそうな本が山のように♪
なので、気になった数冊をちょっとメモ~
借りるのはたいへんかも?(笑)

明日は2年ぶりに、離任式待ち新入生のための本読みに出かけます。
ピッカピカの1年生^^ 楽しんでもらえますように。

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お嬢が高校から借りてきた本。
あちこちのTV番組や雑誌で高評価だったようですが、書評は低飛行のようで・・・
なんの予備知識もなしで読んだのですが、評価が二分されるのも判るような気がしました。
物置になってたモデルルームを、自分の手で居心地のいい食堂に作り上げていくさまと、こだわった食材で作り上げられていく料理の描写は「求めているものを掴んでいる」雰囲気に満ちていてとても素敵だと思いました。最後のエルメスも、ふくめて。料理って結局そういうことだと思うんです。
肉も魚も野菜も。命あるものを糧として。
農家の方が丹精籠めて大事に育てたものをいただいて、美味しく!と真心こめて料理し、食することが「食」を単に肉体維持の方便以上のものに押し上げているのだと思います。
そこは、ホントに素敵でした。
問題はそこをつなぐ人間サイドの筋書き・・・ですね~。。。
食堂に食べに来てくださるお客様のエピソードも、主人公の周りのエピソードも、主人公本人のエピソードも、内容は重たいはずなのに、なぜか印象は薄くて残らないのです。
なんか逆にね? 重たい告白をすぐ後にひかえた場面で「予感だけで塩加減をぶれさせるな~料理人!」なんて感想をもっちゃうのは、やっぱり違うと思うんですよね・・・


ん。。。と。感想に困る作品です^^; 

ヤマトのずっと南の諸島の最東に位置し、陽と陰の巫女が重要な役目を果たしている島に「陰の巫女」として生を受けた少女が、愛したオトコの身勝手さに翻弄され16歳で命と娘を奪われて行き着いた先は、この世に未練を残してしまった魂の拠り所・・・黄泉の国の女神イザナミのところだった。
「なぜ自分はここにたどり着いたのだろう」。少女は女神でありながら恨みや悲しみで満ちてしまっているイザナミの話をきく。
「産む神」「男を愛する神」としてもっとも【女】としての意識をつよくもった存在の女神イザナミは不死の存在であるのにも関わらず「産む」ことによって「死」を体験し、愛する男に「穢れである」と断じられ疎まれた。
「生と死」「陰と陽」「光と影」いずれか一方では成り立たず、両極がそろって初めて存在するものとして「あった」筈の女神の存在なしで、黄泉から帰還した男神はアマテラス、ツクヨミ、スサノオを生み、「最高神を得た!」と歓喜する。
・・・自分の存在はどんな意味があったのだろう。
「おまえが1日1000人に死を与えるなら、わたしは1500の産屋を立てよう」
その誓いの言葉通りに、神としての姿を捨てて人間の男の顔をして、女に「命」を分け与え続ける「元ダンナ」の行為。何千年ものあいだ女神は苦悩でのたうちまわる。。。

そして、そんな男神イザナキと少女の産んだ娘、夜宵(やよい)の運命が交差する。


この本を読んで最初に思い出したのは「100万回生きたねこ」でした。
あの絵本はファンがとっても多いんですが、実は私、あのねこの傲岸さが大嫌いで(爆)。
少女を殺して自分の愛と家族を守ったオトコもイザナキも、ねこも、ね?(爆)
自分の愛に殉じたことに酔いしれて、すげー身勝手で。でも全然そんな意識はもってなくて得意げでさえあるような。
イザナミが女神でさえなかったら、「死」という優しい忘却があるのに。と。
なんだか神って哀れですね、などという不遜な感想を持ってしまいました・・・m(_ _)m



「ジェネラル・・・」で魅せたエンターテイメント性は完全に消し去った作品(笑)
ほぼ全編、厚労省の会議室の中と外で話は進みます。
リアル海堂さんが病理医として危機感をもってる医療現場の状況を提示してあるのだと思いますが・・・ちょっと問題ありすぎですね。。。
医療事故調査会の検討の会議で語られて決定されるべき事項を問題にしてる?全員がいろんなことをすり替えてない?と感じてしまいますが・・・
役人も医者も学者もマスコミもまともな人間はひとりもいなくて(田口・白鳥ペア含む)、人間らしい考え方をする登場人物は被害者の会代表の小倉さんだけでした。
魑魅魍魎ばかりだから(笑)その中で実に白鳥さんが普通でしたww


『東城大学医学部付属病院シリーズ』の3作目。
海堂さんの本は全部、舞台が桜宮市で作品が互いにリンクしていますが、圧倒的に面白いのは、この大学病院の内輪ネタや医療の現状を盛り込んだシリーズです。
デヴュー作の『チームバチスタ・・・』がミステリーとして高評価されてしまったことで「ミステリーを書かなければ!」という呪縛があったのか、無理やりな殺人が違和感をかもし出していたのですが、今作ではその呪縛からも解き放たれて殺人事件抜きでストーリーは進行します。
映画化されたものでは、やはり殺人が起こるようですが・・・^^;

で。私はなぜ、ちまたで呼ばれているように「チームバチスタ」から始まるこのシリーズを「田口・白鳥シリーズ」と銘打たないのか・・・
だって、この作品の白鳥さんは完全に脇役ですから(笑)
もう、圧倒的な存在感とカッコよさで、この本に君臨しているのは救急救命センター部長の速水先生です!
24・5歳で「ジェネラル」の称号を受けるほどの手腕を発揮し、「医療の神が降臨した」とそれ以来、誰しもがその実力と凄さを認めている。
でもその性格は「高潔」だったり「自分勝手」だったり「横暴」だったり「近寄りがた」かったり・・・受け手によって感じ方はさまざまで。
身長180cm超の長身に血しぶきの飛び散った白衣を羽織ったまま会議に現れて「血の臭いが・・・」と言われると「みなさんをおまたせしているのが分かっていたから着替える時間を惜しんで手術から直行したのだが?」と唇の端だけで微笑み、クダクダ持って回った会議の顛末を、あっという間に隙の無い弁舌で解明し結論付け・・・
「では、失礼する」と、白衣を翻して去っていく。そのシーンを読んだとき、思わず「セフィロス好きにはたまんないだろうな~」と思っちゃいましたw
「ジェネラル」の伝説があって15年後の話ですから・・・39歳か40歳くらいですね。どうしても映画の予告の影響で堺雅人さんが思い浮かんでしまうのですが^^;;違うよな~。。実写だったらだれだろう。。。
この作品は「ナイチンゲールの沈黙」と同日に始まってリンクしています。よむ順番を変えずに「バチスタ」→「ナイチンゲール」→「ジェネラル」で読んでくださいね。
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